どうもーーーーー!!
どもっ!ゲートナンバーです!
よろしくお願いします。
いつもはネタ動画なのできちんと自己紹介も出来ておりませんでしたが、ぼくは皆さんから見て、画面右側に立っている将棋と申します。
京大を現役で受験したこともある頭脳の持ち主で、現在は素人芸人の卵として腕を磨いています。
さて今日ぼくたちは、SOOOOO!!ロケ企画第一弾として、ここ奈良県は信貴山の開運バンジーに来ております-っ!
めちゃめちゃいい天気で、これが俗に言うバンジー日和ってやつですね!
と元気に挨拶しておりますが、実は乗り物に弱い体質でして、ここに来る途中の車でもがっつり乗り物酔いしてしまいました。
うちの家系は代々酔っぱらうと、吐くのではなく漏らしてしまうタイプなので、とっととロケを終わらせてしまわないと異臭騒ぎを起こしてしまいかねない腹具合です。
ちなみに画面左側に位置する僕の相方はぁきらと申しまして、濃い目の髭と道に迷いやすい現役京大生という渋滞した個性を持っています。
物知りぁきらはこの開運バンジーのことも当然のように調べ尽くしておりました。
彼によると、ここ信貴山の開運バンジーの歴史は意外に古く、その起源は奈良時代に遡る可能性が極めて高いかもしれないとのこと。
その頃この信貴山で厳しい修行に明け暮れていた蛮爺(ばんじい)というお坊さんが、ポーカーで負けた罰ゲームで開運橋から大門池に向かってジャンプしたのが起源になっているとかなっていないとか。
さらに今のバンジージャンプという名前もその修行僧の名前に由来しているとかいないとか。
それもこれも、かの有名な民明書房発行の本に載っていたような気がするそうです。
ぁきらの話の真偽はさておき、「開運」と名前が付いている以上、飛ぶだけで素晴らしいご利益が訪れるに決まっています。
明日から始まるラッキーな人生を思うと、胸のわくわくを禁じえません。
なのに!担当Dからは「コロナ禍だから飛ぶのはどっちか一人ね!」などと、予算がないことをひた隠しにした言い訳が・・・。
ただ大人がそう決めた以上ムダな抵抗はやめて、こうなったら是が非でも飛ぶ権利を奪いとらねばなりません。
絶対に飛ぶのは僕でないといけないのです。
僕には開運が必要なのです。
だいたい僕はそもそも前厄だし、彼女いない暦=年齢だし、漏れそうだし、二度も留年してるし、エラは張ってるし、もちろん童貞だし、お笑いのセンスはないし、保険証紛失中だし、足は臭いし・・・などなど。
数え上げればキリが無いほどの不運を抱えた、いわば不運の申し子なのです。
ここらで一発開運して、モテまくり、単位取れまくり、大喜利でウケまくり、保険証何枚も所持しまくりのラッキーボーイに生まれ変わらねばいかんのです!!
そんな僕にDが与えた試練は、あっち向いてホイ。
「“高学歴・高身長・高プライド“が売りのこのゲートナンバー様にあっち向いてホイだとぉ?」という心の声をぐっとしまいこんで、薔薇色の未来の為に今は勝利をつかむのみ!
激しい(ぐだぐだ)死闘(な茶番)の末に、何とか権利を譲ってもらい、いざバンジーへ!!
保険証がないので怪我をしたら100%自己負担なのに、そうなっても文句を言いませんみたいな脅しのような誓約書にサインをさせられ、いよいよ橋の上へ。
綺麗なお姉さんがハーネスを装着してくれながら優しく話しかけてくれます。
「生身の女性と話をしたのはいつ以来だろう」
「話しかけてくるってことはこの人きっと僕のことを好きやん」
「もう早くも開運してるやん」
などと妄想をたくましくしていると、気の利かないDがカメラに向かって意気込みを!なんて邪魔してきます。
そろそろ本番です。
愛する僕を心配そうに見つめている係りのお姉さんの為にも、無事に帰って来なければなりません。
頭の中では映画アルマゲドンのあの歌が大音量で流れています。
完全に主人公になりきって、いざ!テイクオフ!
いや~、初めてのバンジーはやっぱり怖かったですわ。
でも開運したおかげで何とかちょい漏れでおさまったので動画の方も見ていただけます!
これで今年のM-1は間違いなく1回戦突破できるはずです!!
ちなみに彼女とはその後どうなったのかと申しますと・・・。
僕のバンジーが終わってハーネスを外してもらってからは、なぜかよそよそしくなってしまいました。
これが倦怠期ってやつなのかも知れません。
帰りにぁきらがぽつりと言いました。
「開運といいながら落ちていくってどうなんやろ・・・」
ま、ウンは付いたようなので結果オーライということにしときましょっ!!
開運バンジー 〒636-0832奈良県生駒郡三郷町信貴山西1190-20 開運橋から30メートルバンジージャンプ! 文化財に指定されている開運橋に30メートルバンジージャンプ台を開設! 赤のカラーリングが美しい昭和6年に架けられた橋で、 朝護孫子寺を訪れる多くの人が渡ります。 「カンチレバー」という非常に珍しい工法で造られた橋で、この工法の橋では日本最古のものだそうです。登録有形文化財にも指定された歴史のある吊橋から思いっきりダイブ! 公式サイトはこちらから→http://www.bungyjapan.com/kaiun/ |