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モモとゆかいなにゃんこたち ~保護猫支援日誌~

第3回【エピソード ソラ】

こんにちわ。瑞田モモです。
今回は、次女のソラを紹介します。

ソラとの出会いは衝撃的でした。

今から3年ほど前の5月のとある朝。
自転車で駅へ向かう途中、5~6人の小学生たちが何やら輪になって騒いでいました。
どれどれと覗いてみると、なんと小さな子猫が1匹、狭い溝の中に落っこちているではありませんか。

顔にも傷、お腹にも傷があり、右手なんか肉球が一つちぎれかけてしまっており、もはや瀕死の状態でした。
「このまま放っておくと死んでしまう」
そう思った私はすぐさま子猫を拾い上げて、とりあえず持っていたハンカチにその子を包んで、自転車の前カゴに乗せて一直線に家へと引き返しました。
 
よほど怖い目にあっていたのか、子猫は前カゴの中でも暴れ回り、途中で飛び降りて逃げようとしました。
かなり弱っていたのですぐに捕まえることが出来ましたが、その後も私を警戒してずっと抵抗し続けました。
 
お仕事は急遽お休みをもらい、とにかく動物病院へ急ぎます。
すぐに診察してもらえましたが、ちぎれかかっていた肉球はどうやらカラスに激しく突かれていたようでした。
一通り治療を終え、先生からはこのまましばらく様子を見ましょうと言われたので、処方された目薬や傷薬を受取って、後はおうちで看病することにしました。
 
病院を出たところでふと空を見上げると、とっても青くて綺麗だったので“ソラ”と名づけました。
はい、単純です。笑笑
 
看病の甲斐あってか、幸い肉球もちぎれることはなく、ソラは次第に元気なっていきました。
先住猫のモモとはしばらく別々にしていましたが、徐々に徐々に、モモとも仲良くなってくれました。
 
ソラのお気に入りは、パンダの形をしたお手玉です。
以前私が白浜のアドベンチャーワールドで買ってきたものなのですが、最初は誰の物と決めずにゲージに入れておいただけでした。
でもソラはそれがとっても気に入ったらしく、暇さえあればそのお手玉で遊んでいます。

あ、でもソラ。
夜中に娘が寝ているベッドにわざわざ行ってまでパンダお手玉で遊んじゃうと、また「うるさい!!」って叱られるよー。笑
 
ソラの後も、我が家には次から次へと猫ちゃんがやって来ることになるのですが、後からやって来た猫ちゃん達の面倒も、ソラは一番よくみてくれます。

食欲も細くて、体もずっと小さいままなのに、ソラは意外と親分肌なんです。

いつまでも元気で私たちを癒しつつ、みんなの良きお姉ちゃんでいて欲しいと思います。
 
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瑞田モモ

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モモとゆかいなにゃんこたち ~保護猫支援日誌~

個人で保護猫活動をしている猫大好きマダムがお贈りする、涙あり笑いありのドタバタ保護猫活動日誌

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