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モモとゆかいなにゃんこたち ~保護猫支援日誌~

第11回【保護猫活動のトラブル①】

こんにちわ。瑞田モモです。

 

わたしは個人で保護猫活動をしています。
第10回 【保護猫活動あれこれ】でもお話したとおり、有志が集まって活動している団体もあるのですが、わたしの住んでいる地域では単純に団体がないのです。

 

好きでやっていることとは言え、個人で活動するのは正直大変です。

 

自分で捕獲器を用意して、運よく捕獲できたとしても近くに動物の不妊去勢手術を専門に行うクリニック(スペイクリニックといいます)の有無、見つかってもそこまでの猫たちの搬送をどうするのかなどなど。
慣れているボランティアさんでも結構苦労されています。

 

わたしも極力個人でがんばってきたのですが、一人の力では限界があるのも事実です。

 

それでも結局一人の方がまだいいんじゃないかって思わざるを得ない出来事がありました。
今回はわたしの反省も踏まえて、その時のお話をしたいと思います。

 

 

近所の団地で野良猫ちゃんが3匹の子猫を産んでいました。

 

見つけた時は生後1ヵ月半くらいで、まだ母猫にくっついてウロウロしていました。

 

でもうちにはすでに7匹の保護猫がいます。
これ以上うちで保護することも出来ず困っていました。

 

ただ放っておくわけにもいかず捕獲方法をあれこれ思案していたのですが、そもそも捕獲器を貸し出してしまっていることに気づきました。

 

保護猫つながりで知り合いに紹介されたKさんに、1ヵ月ほど前に貸したまま返却されていなかったのです。

 

Kさんは個人で保護猫活動をしている年配の主婦の方です。
保護猫歴はわたしなんかよりはるかに大ベテランで、自宅に80匹近い猫を保護されています。

 

子猫たちの写真を送って、保護したいので捕獲器を返却して欲しい旨、KさんにLINEしました。

 

するとKさんから
「里親に出す為の検査費用が15,000円ほどかかります。その費用を出してもらえるなら捕獲しますよ」
という内容の返事が届きました。

 

確かに一人で4匹を捕獲するのは骨が折れそうだけど、捕獲器があれば何とかなると思っていたので、申し出をお断りして、捕獲器を返却してもらうよう再度お願いしました。

 

にも関わらず、Kさんは同じく保護猫主婦仲間のNさんを連れて、その夜突然わたしの自宅にやってきました。

 

「今からすぐに捕獲に行くから、ダニ・ノミ駆除スプレーとキャリーケースを持って、一緒に車に乗ってその場所まで案内して!」と、有無を言わせぬ状態で車に乗せられました。

 

現場に着くと、自分たち二人で捕獲するから見張りをしておくよう命じられました。
さすがにベテランのKさんたちは、あれよあれよという間に4匹を捕獲してさっさと帰っていきました。
わたしのスプレーと新品のキャリーケースを持って。

 

今思えばうちに来られた時点ではっきりと断っておくべきでした。
一度お昼のLINEのやり取りで断っているので、まさか突然来るなんてことはないと決め付けていたわたしが甘かったのです。

 

結局Kさんはわたしの捕獲器は持ってきておらず、さらにダニ・ノミ駆除スプレーとキャリーケースを奪われる結果となりました。

 

でも (わたしの)悲劇はこれだけで終わらなかったのです。
翌日Kさんから届いたLINEがさらにわたしを追い詰めることになったのです。

 

(つづく)
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