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モモとゆかいなにゃんこたち ~保護猫支援日誌~

第18回 【ついに念願の・・・】

こんにちわ、瑞田モモです。

 

2022年6月某日、わたしは市役所の中にある会議室にいました。

 

小梅党の議員さんから、「保護猫・地域猫について考える会合があり、10人前後の市民が集まっているので来られませんか?」と呼び出されたのです。

 

行ってみると女性ばかりの市民11人と市役所の担当者さん、他に議員さんが3名いらっしゃいました。

 

わたしに電話をしてくれたA議員の進行で会は始まりました。

 

議題はズバリ保護猫団体設立についてです。

 

 

2時間の会議の末、わたしを入れて12人の市民が設立メンバーとして
保護猫団体小梅と猫の会が誕生しました。

 

わたしの住んでいる市にもついにこの時が来たかと涙がこぼれそうでした。
長い間待ち望んだ、夢にまで見た瞬間です。

 

ただわたし以外はすべて小梅党の支持者(つまり信者さん)の方でした。
そこはもちろん引っかかったところでもありましたが、わたしにとっては団体が出来ることが大切なのです。

 

団体であることに意味はあるのかと良く聴かれるのですが、これはもう大いにあると言えます。

 

わたしは今までボランティアとして個人でTNRや保護猫活動をしてきましたが、それは周りから見ればただの猫好きなおばさんに過ぎません。

 

でも団体でしたら周りもそれなりに見てくれますし、捕獲するにしても数人がかりでかかれます。
一人で捕獲するのって本当に大変なので、数の力ってやっぱり偉大です。

 

何より大きいのがTNRをするにも手術代に動物基金のチケットを行政枠で使えることです。
このチケットは去勢手術・避妊手術、猫エイズなどのワクチン接種に使用できます。

 

今までは個人で出費していましたので、自分で病院の手配をして自分で手術代を支払っていました。
でも団体であれば病院にも話は通じやすくなりますし、手術代もチケットで支払えます。
救えるはずの命を前に、力やお金がない為に泣く泣く見送ったこともありました。
団体が出来ればそれですべてが解決するわけではありませんが、
少なくとも救える命が今より多くなるきっかけにはなってくれると思います。

 

ともあれ念願の保護猫団体が、しかも市の公認で発足したのです。
天にも昇る気分です。

 

あまりに舞い上がりすぎて、副会長にまでなってしまいました。
普段のわたしなら絶対にそんな責任ある立場なんて受けないのに。

 

高揚感とは恐ろしいものです。
みなさんもどうぞご注意なさってください。

 

 

でもでも、人生なんてそんなうまく運びません。
小梅と猫の会、最初のミッションで早速問題が発生しました。

 

 

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