おどろきとおもしろさとおもいがつまったアイテムが揃うストア

モモとゆかいなにゃんこたち ~保護猫支援日誌~

第23回 【エピソード サリー】

みささん、こんんちは。
瑞田モモです。

 

今回は直近で保護した子猫のお話です。
名前はサリーと付けましたが、これは見つけてから保護するまでの間にわたしが呼んでいた名前です。

 

 

5月のある日のこと。
駅へ向かう途中で、子猫の鳴き声がひっきりなしに聴こえてきました。

 

周囲を見てみるとどうやらスーパーとハイツの間あたりから聴こえてきます。
しばらく探してみましたが鳴き声は聴こえても姿は見えません。
急いでいたこともあり、所属する保護猫団体の小梅と猫の会に連絡して後を託しました。

 

夕方に戻ってくると、ハイツには数人の人だかりが。
保護猫団体の方からそのハイツの管理会社に連絡してくれたようで、
その関係者が様子を見に来ているとのことでした。

 

わたしも合流して話を聴いてみると、
確かに親猫と子猫がいたのだが自分たちの顔を見ると逃げてしまったそうです。
鳴き声も聴こえなくなっていたので、その日は仕方なく解散となりました。

 

その次の日、気になって見に行くとまた猫の鳴き声が。
じっくり探してみたところフェンスの向こうのエアコン室外機の下に、
子猫が1匹隠れているのを発見しました。

 

捕獲する方法を考えましが、一人ではまた逃げられる恐れがあります。
小梅と猫の会の会長に電話しましたが、昨日保護した猫を病院に連れて行かないといけないのでそちらは無理だと返事がありました。

 

他のメンバーを寄こしてくれてもよさそうなものですが、
雰囲気的にそれも期待できなさそうです。

 

仕方なく以前【猫よろこーぶ ねころーぶ】の回でお話したNeco-robeの方に連絡しました。

 

そちらも3匹保護したばかりなので難しいと言われ一旦は断られたのですが、
すぐまた電話が架かってきて今すぐ向かいますと言ってくれました。

 

ありがたいことに車を飛ばして駆けつけてくれて、
約1時間の格闘の末なんとか無事に保護することが出来ました。

 

体重は約500g。
生後1ヶ月半ほどと思われるメスの赤ちゃん猫でした。

 

すぐにNeco-robeの方の車に同乗して病院に連れて行きましたが、
お腹の具合が良くないようで「とにかく食べさせるように」とお医者さんに言われました。

 

あの大きな鳴き声はお腹がすきすぎて助けを求めていたのですね。
無事に保護できて本当に良かったです。

 

その後Neco-robeの方で引き取ってくださり、
間もなく里親も決まりそうだと連絡がありました。

 

これからはずっとのおうちで、
二度とお腹がすいて助けを呼ぶようなこともなさそうなので本当に安心しています。

 

もし助けを呼ぶ声が聴こえたら、
見てみぬふりをせず保護してもらえる勇気を持ってもらえたら、
こんな風に助かる命ももっと増えると思います。

 

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
瑞田モモ

瑞田モモ

モモとゆかいなにゃんこたち ~保護猫支援日誌~

個人で保護猫活動をしている猫大好きマダムがお贈りする、涙あり笑いありのドタバタ保護猫活動日誌

  1. 第25回 【エピソード まーちゃん】

  2. 第24回 【エピソード クロ その後】

  3. 第23回 【エピソード サリー】

RECOMMEND

PR

RELATED

PAGE TOP