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モモとゆかいなにゃんこたち ~保護猫支援日誌~

第15回 【エピソード ネネ】

こんにちわ、瑞田モモです。

 

今日は我が家にやってきた8匹目の猫、三毛猫ネネのお話をしたいと思います。

 

彼女は気づいたときには毎日うちの庭にやってきていました。

 

それから餌とお水を庭先に置いておくようになったのですが、しばらくすると撫でて欲しいのか体をぴったりくっつけてきます。

 

可愛さの余り「ネネ」と名づけて、里親を探せないかと保護することを検討しはじめていました。

 

近所に保護猫団体の代表をしている人がいて、その方に相談するとその団体で保護して里親募集もしてもらえることになりました。

 

捕獲器を設置したところネネはあっさりと捕獲でき、無事に代表の方に預けることができました。
その方のお宅では、猫たちは家の中と外を自由に行き来できるようにして飼っているとのことで、ネネはそこで先住猫たちと一緒に暮らしながら、里親が現れるのを待つことになりました。

 

ところが1週間もしないうちに、またネネをうちの庭先で見かけるようになりました。

 

不思議に思って代表の方に確認したところ、連れ帰った時は先住猫と別にしてゲージに入れていたのだが、ゲージから出した途端脱走してしまったとのこと。

 

それにしてもわたしから電話するまで何の連絡もないことにモヤモヤしたものを感じました。
わたしが連絡した時も、「ごめん、猫ちゃん脱走しちゃって、探したけど見つからなかったの」だけでした。

 

新入りの猫ちゃんが加わっていることに気づかなかった旦那さんが、先住猫を家の中に入れる際に見落としてしまったのが原因と言っていましたが、もはや不信感しかありません。

 

猫に対する気持ちの温度感は人それぞれです。
安易にお願いしてしまったわたしにも反省すべきところはあります。

 

さて、また庭先に餌とお水を置いておくようになったのですが、顔を合わせても以前のように甘えてくることはなくなってしまいました。

 

一度捕獲していますし、帰ってきてまたすぐに捕獲を試みたので(失敗しましたが)、警戒心を与えてしまったのかもしれません。

 

 

気になっていると、今度は置いてある餌を食べていない日が増えてきました。

 

それでも毎日餌とお水は欠かさず置いておいたある日、庭先にやって来たネネに遭遇しました。
でも久しぶりに会ったネネは見違えるほどガリガリに痩せ細ってしまっていました。

 

仕事も手につかないほど心配になってしまい、捕獲器を新しく買い替えてもう一度挑戦しました。

 

やっと成功して、TNRの為に避妊手術をしてもらって彼女はさくら猫になりました。
ただあまりに痩せてしまっているのでリターンはせず、わたしはネネを自分で保護して里親を探すことを決意しました。

 

すると数日後、4匹の子猫が庭先にやってきました。
ネネが産んだ子猫だと確信したわたしはすぐさま4匹すべてを保護しました。

 

ネネがすっかり痩せ細ってしまっていた原因がやっとわかりました。
彼女は子猫たちを必死で育てていたのです。

 

子猫たちはみんなネネにそっくりです。
生後1ヶ月くらいでしょうか。体重は500グラム前後です。

 

突然お母さんがいなくなってしまい、痕跡を必死で探してうちの庭先に辿り着いたのでしょう。
どの子も肉球を怪我していました。

 

でもやっと一緒になれたネネと子猫たちは本当に嬉しそうです。
お世話をしたいネネと、甘えたい子猫たち。
再会できて本当に良かったって思います。

 

 

その子猫たちも現在は1キロぐらいまで成長し、かなりやんちゃにもなりました。
知人の紹介で1匹はすぐに里親が決まりました。

 

今はネネと3匹の子猫たちの里親を探しています。

 

みんなに早くずっとのおうちが決まることを心から願っています。
かわいすぎて、わたしが手放せなくなってしまう前に決まって欲しいです。笑

 

そして、すべての野良猫がしあわせになることができますように、これからも発信し続けていこうと思います。

 

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瑞田モモ

瑞田モモ

モモとゆかいなにゃんこたち ~保護猫支援日誌~

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