こんにちわ、瑞田モモです。
出港まもなく嵐に遭遇したような(少なくともわたしには)保護猫団体・小梅と猫の会。
メンバー間の保護猫に対する温度感の違いに、わたしの胸の中は早くも焦りと苛立ちと悲しさが入り混じっておりました。
初任務のあと、今後の活動について参加メンバー全員の意見のすり合わせが主な活動になっておりました。
その中でわかってきたのは、「猫はかわいいし好きだけど、捕獲とか怖いし汚れたりしんどかったりするのはちょっと・・・」って考えの人が大半だってことでした。
小梅党の支持母体である宗教団体の婦人会の中から、猫好きが数人集められたというのが実情のようです。
しばらくはなかなかしんどくて、正直退会させてもらおうと考えたこともあります。
でも仕事先の同僚に相談しているうちに考えを変えて楽になりました。
保護猫という行為が票集めに利用されているように思えるのは正直憤りを感じますが、逆にわたしも利用させてもらおうと考えたのです。
団体に所属していることで享受できるメリットを存分に生かして、1匹でも多くの猫を救おうと。
また、新しい出会いがあったこともわたしには幸運でした。
それは、わたしたちの少し後になって設立された保護猫団体Neco-robeの代表の方との出会いです。
その方はびっくりするぐらい近所に住んでいる方でした。
今までお会いしたことがなかったのが不思議なくらい近所に住んでいらして、仲の良いご近所さんと4人で保護猫団体を立ち上げておられました。
“♪猫よろこーぶ ねころーぶ“を合言葉に、抜群のチームワークで捕獲していきます。
一度見かけてお手伝いをしたことからすぐに意気投合しました。
今ではわたしの案件もNeco-robeのみなさんに手伝ってもらったり、わたしが彼女たちの捕獲を手伝いにいったりと、すっかり仲良くさせてもらっています。
この新団体のおかげで、わたしの心はすっかり落ち着きを取り戻すことができました。
でもどうしてもNeco-robeは少人数なので市から支給されるチケットの数が満足なものではありません。
逆にわたしの所属する小梅と猫の会は、人数が多く議員の後ろ盾もありますが技術も情熱もない。
そこでわたしは両方の良いとこ取りをすることにしました。
楽しいのはNeco-robe。
でも議員の威光と数の論理は捨てがたい。
すべては猫の命を救う為、現時点でこれが最善の方法であると思っています。
わたしの心が穏やかになったからなのか、最近はどちらの団体とも良好な関係を築けています。
小梅と猫の会の中にも、捕獲作業を手伝ってくれる方が現れました。
近々両団体で譲渡会をしたいねなんて話が出るようにもなりました。
この調子でまずはこのあたりの地域猫から、きちんと一代で命をまっとうできるようにしてあげたいです。
まだまだやっとスタートラインに立てたところです。
この先もずっと行き場のない猫たちの為に、保護猫活動と発信を続けていきます。