こんにちは。有藤百俊です。
ネットワークビジネスに勧誘されて感じるギモンの5つ目はABCで簡単に勧誘できる?です。
あなたがもし、あるネットワークビジネスに登録して勧誘を始めたとします。
組織で言うあなたの上の方たち(アップラインとかアッパーとか言います)は、ほぼ例外なく「一人で勧誘してはいけない」って言ってきます。
通常でもセールストークというのはそこそこ難しいものであるのに、ビジネスの素人さんがいきなり友達にぶっぱなして成功する確率はとんでもなく低いですから。
何度も何度もNOを突きつけられて、心がポッキリと折れてしまいそのまま退会してしまうのが、ネットワークビジネスの一般的なルートです。笑
それを少しでも防ぐ為に、ネットワークビジネスはもっぱら「ABC」という手法を用います。
あなたが一人で友達を勧誘するのではなく、アッパーであるベテランネットワーカー(A)があなた(B)の代わりに友達(C)にビジネスの説明をして勧誘する仕組みです。
ちなみに
AはAdviserの略です。
説明する役の人。つまり自分の紹介者や更にその上のアップラインのことです。
BはBridgeの略です。
橋渡し役の人。つまり見込み客を連れていくあなた本人のことです。
CはCustomerの略です。
見込み客、つまり会員になってもらいたい人のことです。
もちろんあなたの心が折れるのを防ぐ為もありますが、ビジネス素人がよちよち話すよりベテランネットワーカーが流暢に勧誘した方が、単純に成約率が上がるってだけの話なのですが。
ABCというシステム自体はネットワークビジネス特有のものではなく、今でも営業の現場では普通に使われています。
主に新入社員が飛び込み営業で訪問しまくって、100軒に1軒でも興味を持ってもらえそうな会社があれば、後日上司と一緒にお伺いしますって寸法です。
昔の話ではなく、現役バリバリで大手企業でも当たり前に使っている手法です。
でもね。
ネットワークビジネスでこの手法を使っても、やっぱり心は折れるのですよ。
会社で飛び込み営業をするのって「仕事」感があるのですが、ネットワークビジネスってせいぜい「副業」止まりなんですよね。
もちろんAさんはギンギンに「仕事」モードでやって来られるのですが、Cさんは言わずもがなBであるあなたもまだまだ初心者で稼げていないのですから本気になれるわけがありません。
それなのにさらに問題なのはこのABCってシステムで一番大切な役回りって、実はBなんです。
一方的に話すことになるAの説明に大げさに頷いたり盛り上げたり、Cが引いてしまわないように気配りしながら文字通り橋渡しとなって立ち回らないといけないわけです。
そんな小芝居をしながら勧誘しているのが自分の知り合いだなんて・・・。
想像しただけで心がボッキボキです。
それでも自分はネットワークビジネスで稼ぎたいんだ!って強い意志をお持ちの方。
無理に引き止める気持ちはさらさらありませんので、精一杯がんばってください。
次回もまだギモンは続きます。