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モモとゆかいなにゃんこたち ~保護猫支援日誌~

第13回【保護猫活動のトラブル③】

こんにちわ。瑞田モモです。

 

Kさんからはまだ日に数回脅迫めいたLINEが届きます。

 

でもわたしにはもう話をする気も会う気もありません。
ずっと無視していましたがあまりにしつこいので、そう連絡をすると「主人とNさんと一緒に家に行くから在宅の時間を教えろ」と返事がきました。

 

勝手に猫を捕獲して、病院に連れて行ったから費用をよこせなんて悪質な詐欺のような手口だと思ったわたしは、もう一度警察に相談にいきました。

 

「訪問されただけでは何の対応も出来ないが、そこで騒いだり脅迫まがいの言動があればすぐに対処しますので、来られてそんな状況になった場合は110番に通報してください」と言っていただきました。

 

Kさんには改めて話し合うつもりはない旨、また警察に相談に行った結果をLINEしたところ、それから連絡は来なくなりました。

 

あれから数日経ちますが、今のところ連絡はありません。

 

結局、貸し出していた捕獲器も、奪われた形になった新品のキャリーケースもフロントラインスプレーも諦めることにしました。
これ以上関わりを持つのが嫌だし怖くなったからです。

 

SNSで繋がっている保護猫仲間に聞いたところでは、Kさんは保護猫界隈ではかなり有名な方だそうです。
地元や近くの保護猫団体に参加しては揉めた上に内部をかきまわして辞めていくそうで、結局どこの団体からも相手にしてもらえず個人で活動されているそうです。

 

そんな人と知らず、安易に繋がってしまった自分にも甘さはあったと思い反省しています。
猫が好きな人に悪い人なんかいないと思い込んでいたことも改めようと思います。

 

もちろん個人で保護猫活動している人が、こんな人ばかりでないのは充分理解しています。

 

ただ・・・少し疲れてしまいました。
それで今は保護猫活動をお休みしています。

 

でも野良猫たちはお腹をすかせています。
なので出来る限り餌はあげに行っています。

 

ただそこでもちょっとしたトラブルがありました。
餌をあげていたところ、知らないおじさんが餌入れを蹴り飛ばしてしまったのです。

 

そのおじさんにとって、野良猫たちは命の計算に入っていないことがものすごく悲しくなりました。

 

「餌なんかあげるから増えやがるんだ」と言ったおじさんの言い分もわかります。
でも餌がないとゴミをあさったりして他のところで迷惑がかかります。

 

殺処分だけが答えなんでしょうか。
わたしは避妊去勢手術をして、一代の命をまっとうさせてあげたいと思っていますが、それもいけないことなんでしょうか。

 

確かに飼われていない猫の問題は餌だけではありません。
糞尿に悩まされている方もたくさんいますし、鳴き声がうるさいと感じる方も多いでしょう。

 

それらの問題を解決するにはやっぱり個人では不可能なんだと思います。
ただ猫にだって命はあるってことを否定するのは、猫が嫌いな方でも少ないのでははいでしょうか。

 

野良猫たちを保護する困難さ。
家族や地域の人たちの理解。
保護猫活動をする人そのものの人柄。

 

いろんなことを考えて、頭が混乱することが最近よくあります。

 

野良猫たちが殺処分されるのではなく、地域猫として多くの人の優しさに守られて生涯をまっとうできる道がないものか。

 

願っているだけでなく、自分に何が出来るかをこれからも考え続けたいと思っています。
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瑞田モモ

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個人で保護猫活動をしている猫大好きマダムがお贈りする、涙あり笑いありのドタバタ保護猫活動日誌

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