こんにちは。有藤百俊です。
ネットワークビジネスについての今回のギモンは、今から始めても遅くないってホント?です。
前回が「早く始めないと損する」で、今回が「今からでも遅くない」です。
どちらもあなたを勧誘する時に頻繁に使われるセリフですが、なんだか矛盾しているようにも聴こえる内容ですね。
「早く始めないと損する」は、仮に1年前に勧誘されていても言われたでしょうし、「今からでも遅くない」は1年後に勧誘されていても聴くことになっていたでしょう。
では「今からでも遅くない」は噓なのでしょうか。
実はあながち嘘ともいいきれません。
というのも、このセリフとともに必ず言われるであろう次の言葉があるからです。
「ネットワークビジネスには収入の逆転システムがある」
何度かお伝えしていますが、ネットワークビジネスは通常どれだけ左右に多くの人数がカウントされるかで収入が決まります。
右に100人いても左がゼロなら一銭にもならないのです。
あなたより1年前に登録した人がそんな状態なら、今日から登録したあなたが左右それぞれで頑張れば、システム上あなたの収入の方が多くなります。
これこそが、ネットワークビジネスが公平なビジネスであるとされる所以です。
でもなって、僕などは思うのです。
自分で言うのもおこがましいのですが、僕は器の小ささにはそこそこ自信があります。
そんな僕からすると、自分が一所懸命がんばって右に10人・左に10人登録出来たとしても、僕の上の人は何もしなくても20ポイント加算されるシステムっていうのがどうしても公平には思えないのです。
「先に始めた方がやっぱ有利じゃん!」
そう大声で叫びたくなるのです。
さらに言うと、良くも悪くもある程度知れ渡っている商品やサービスは、なかなか勧誘しづらいものがあります。
良いと思った人はすでに加入していますし、悪いと思った人はもう断っているのです。
ただでさえ勧誘は難しくって、誘う方にも誘われる方にもストレスがかかります。
そんな勧誘作業に「まだその商品(やサービス)を知らない人」というハードルが課されるのですからなおさら辛いです。
「今から始めても遅くない」
これにもやっぱりいくつか逃げ道がありますから、文言自体に噓はありません。
相手に問いただしてもきちんと言い逃れされてしまうと思います。
でも考えてみてください。
「今から始めても遅くない」ということは、そこで即決する必要なんてないということです。
もしこのセリフで勧誘される日が来ましたら、たとえ一時的に気持ちが昂ぶってしまったとしても、決して即決せずに一旦持ち帰ってください。
そしてそのセリフの向こう側や、もし踏み出した先にあるいろんなことに想像を巡らせて、それからあなたにとって正しい判断をしてください。
次回もネットワークビジネスのギモンは続きます。