こんにちわ。瑞田モモです。
今回のお話しは、ちょっと趣向を変えまして・・・。
2021年10月、【エピソード きなこandあずき】でも登場した近所に住むおばさんから電話が入りました。
「隣のお宅に子猫が生まれてるみたいだけど、どうしたらいいかなぁ」
どうしたらいいかなぁって、相変わらず無責任な人だと思いましたが、子猫はほっとけないのでとりあえず向かってみます。
確認にお伺いしたところ、そうでもない状況でした。
行ってみるとそこには80代のご夫婦が。
以前はわんちゃんを飼っていたけど数年前に亡くなってしまい、今はうちに来る野良猫2匹に餌をあげてかわいがっているとのこと。
8月20日に、その野良猫のうち1匹が庭で5匹の子猫を産み落としたそうです。
それから約2ヶ月、生まれた子猫5匹と、一緒にお父さん猫とお母さん猫の面倒もみているとのことでした。
ただご夫婦お二人ともお元気とは言えご高齢です。
そのうえ子猫のお世話は初めてとのことで、いろいろ近所の方々に相談されたそうで、回りまわって私のところに話が巡ってきたという訳です。
市販のキャットフードを与えても食べるのは親猫たちばかりで子猫5匹はまったく食が進まない。
原因もわからず、何かとんでもない病気にでもなってしまったのではとまで考えたそうで、困り果てた末の連絡でした。
子猫の頃はカリカリのドライなフードは食べにくいのです。
一旦お宅を離れ、子猫用のウェットな餌をたくさん買いこんで再度、訪問。
改めて子猫たちを確認すると、元気は元気なのですが全身ノミだらけで大変な状況。
洗面所をお借りして1匹ずつ丁寧に洗ってあげました。
当然親猫たちの方もノミだらけだったので、計7匹。
みんな暴れまわってたいへんな作業でした。
近くに息子さんのご家族が住んでいらっしゃるとのことで、猫用ゲージやらオモチャやら、あれこれと持って来てくれていました。
息子さんのお宅も猫を飼ってらっしゃるのだそうです。
それにしてもこちらのご夫婦、ご高齢にも関わらず子猫と親猫併せて計7匹もの面倒を見てらっしゃったなんて、かなりの重労働であったと思います。
お父さん猫には、去勢手術まで済ませたとのことでした。
それからこちらのご夫婦とは良いお付き合いをさせていただき、ちょくちょくと子猫たちの様子を見にお邪魔させてもらってました。
爪切りを持って行ったり、子猫用の餌を持って行ったり。
徐々にご夫婦も子猫たちとの接し方に慣れていかれるのが目に見えてわかりました。
そうして1ヶ月が経った頃、息子さん一家が2匹の子猫を引き取られ、近くに住んでる方のお宅がもう2匹を引き取って行かれました。
ご夫婦のお宅には、お父さん猫とお母さん猫と1匹の子猫が残されましたが、みんなで仲良く楽しそうに暮らしておられます。
ご夫婦はお礼にと言って、外猫(野良猫)ちゃん用の餌を2袋もいただきました。
本当にいい方で、これからも長くお付き合いさせて欲しいって思ってます。
たいしたお世話もできなかったのですが、みんなにずっとのおうちが見つかって、そのことだけでも心から良かったなって思います。