みささん、こんんちは。
瑞田モモです。
お久しぶりの今回は、子猫を保護したお話です。
「父親の自宅の庭に錆び猫が住みついていて、何回も子猫を産んでいて困っている」
ある日、知り合いからそんな相談の電話がかかってきました。
ご存知の方も多いと思いますが念のため、『錆び猫』というのは黒と赤茶の毛が不規則に混じった猫の呼び名です。
その錆び猫ちゃんは現在妊娠中のようでもう間もなく生まれるはずだと、彼女は続けて言いました。
「子猫が産まれたらお母さん猫の避妊手術をすることにしましょう」とお伝えして電話を切った翌日、「どうも産まれたみたいだ」と連絡がありました。
ただ「子猫の姿がどこにも見当たらない」とも言っていたので、「しばらく様子をみましょう」ということになりました。
するとそれから2、3日して「やっぱり産まれていた!」と興奮した様子で電話がかかってきました。
「母猫がどこかから段ボール箱を調達してきていて、その中に子猫が数匹いる」と続きます。
「なんとかならないものか」と急き立てられるのですが、なんとかも何も子猫は保護するしかありません。
お母さん猫の方はTNRの段取りをして、次の日に一緒にスペイクリニックへ連れて行って避妊手術をしてもらいました。
飼っているわけでもなく勝手に住みついた猫の手術ですが、彼女はその費用も負担してくれました。
お母さん猫はTNRにのっとり手術後はリターンされましたが、後は子猫たちです。
箱の中には4匹の子猫たちがいました。
思っていた以上に小さくて、測ってみるとみんな300グラム前後しかありませんでした。
所属している保護猫団体の会長に電話して相談すると、しばらくなら預かってもいいと有難い返事をいただいたので、その足で会長のお宅に連れて行きました。
その数日後。
会長から「キジ猫の男の子がどうもミルクを飲まない」と連絡がありました。
こちらも念のため、キジ猫は茶色に黒の縞模様のある猫の呼び名です。
その子は当然なかなか体重が増えず、病院に連れて行ったのですが症状が改善することなく、残念ながら虹の橋を渡ってしまいました。涙
残った3匹の女の子たちも決して良いとは言えない状態だったため、一緒に病院に連れて行っていたのですが、診断してもらっても原因は不明でその子達も危ないと状況だと言われてしまいました。
託された命が全員尽きてしまうなんて、そんな悲しいことはありません。
なんとか生き延びて欲しいと願い、懸命に祈り続けました。
そんな思いが届いたのか、3匹の女の子たちは危機を乗り越え少しずつですが元気になっていきました。
病院の先生からも「心配ない」とお墨付きをもらってから里親探しに取り掛かり、三毛とサビの2匹は無事にずっとのおうちに譲渡されていきました。
今ではすっかり元気になっていて、とても大切に育ててもらっています。
最後に残ったのだ、今回の主役まーちゃんです。
「元気になってほしい」というわたしの願いが通じすぎたのか、やんちゃでおてんばで困るぐらいになってしまいました。笑
引き続き里親さんは募集中ですが、現在はわたしの家で一緒に暮らしています。
一日も早く譲渡できるようにしないと、わたしが離れられなくなってしまいそうです。
それほどかわいくて仕方ないのです。