こんにちわ。瑞田モモです。
これまではわたしが保護した猫たちのお話をしてきましたが、今日は一般的な保護猫活動についてお話したいと思います。
保護猫活動というのは基本的にボランティアで成り立っています。
「捨てられている猫の命を放っておけない」
「衰弱していくだけの野良猫を何とか助けたい」
そんな思いを持った多くのボランティアさんたちの善意によって支えられている活動です。
寄付をしていただける場合もありますが、ほぼすべてのご飯代や猫砂代、また病院にかかった時の費用などはボランティアさん個人で負担されています。
もちろんわたしもうちで保護した猫たちにかかった費用はすべて自己負担でまかなっています。
中には一人で数十匹の猫を保護されているボランティアさんもいらっしゃいますので、わたしなんかまだまだです。
またそれとは別にTNRという保護猫活動もあります。
捕獲器などで野良猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)活動のことで、そうすることでその猫に一代限りの生涯をまっとうさせてあげられるようになります。
去勢手術を受けた猫は片耳の先をV字にカットして、手術済みであることを示します。
耳先が桜の花びらのように見えることから、「さくら猫」と呼ばれます。
耳をカットすること、そもそも去勢手術をしてしまうこと、また結局元の場所に戻してしまうことなど、賛否いろいろな意見もありますが、望まれない出産をなくすことで野良猫の過剰な繁殖を防ぎ、殺処分数を減らすのに最も有効な手段と考えられています。
またこういった保護猫活動を、志を同じくする人たちで集まって、団体として活動してらっしゃる方たちもいらっしゃいます。
小さな有志の集まりから、法人として活動してらっしゃる団体まで、こちらもさまざまです。
ただ個人にしろ団体にしろ、基本的にはどこもボランティアなので、活動資金の問題はついて回ります。
お金がないばっかりに救えるはずの命がこぼれていくのは本当に辛いです。
また地域住民の方とのトラブルも避けては通れない問題です。
猫が好きではない方ももちろん多いですし、その人たちにとっては一代限りであろうがなかろうが野良猫がそこにいること自体がそもそも許せないのですからなかなか分かり合えません。
無責任に餌だけをあげてあとは知らん顔の中途半端ボランティアさんも確かに問題ではありますが、そういった人たちも含めて、野良猫の問題は地域全体で考えていくべき課題であると思いますので、理解してもらえるような活動をしていきたいと心がけています。
ただ、同じ保護猫活動をしている方の中にもいろんな考えの方がおられます。
先日、個人で保護猫活動をしている方とトラブルになり、警察に相談する騒動になってしまいました。